EMCA (NPO法人)EAPメンタルヘルスカウンセリング協会は、EAP資格の認定と従業員支援プログラムを担うEAPメンタルヘルスカウンセラーを育成し、働く環境の改善に貢献してまいります。

EMCAスキルアップ研修

スキルアップ研修

1.「鈴木先生のカウンセリング体験講座」

 日程

<来校スタイル>
2024年12月11日(水)19:00~21:30 ※満席

 講座の背景と内容

メンタルヘルスカウンセラーとして自己理解を深めるために、クライエントとなって、プロのカウンセラーである講師による実際のカウンセリングを公開で受けていただくものです。
終了後、陪席者(見学者)としてワークショップに参加した受講生とともに、そのセッションの振り返りや考察をその場で受けていただきます。

クライエントの方は自己理解を深めて自身と向き合いながらカウンセラーとしての適性について自己の振り返りを行います。これによって自らがカウンセリングを行うにあたっての課題や留意点を知ることができます。

クライエント体験の対象者は、eMC資格取得済みの方限定となります。一方、ワークショップに参加可能な対象者は、現在リカレントスクールでEAP講座を学んでいる受講生も含め、どなたでも参加ができます。

■学習内容
・50分間のカウンセリング体験
(本当のクライエントとしてプロのカウンセリングを受ける体験)
振り返りと考察を陪席者の受講生とともにワークショップ形式で実

■定員
①クライエント体験 1名のみ
②ワークショップ陪席参加 8名まで

クライエントの方はセッションの中で自身の課題や特性などと向き合うことになります。
クライエントになる方には事前に簡単なフェイスシートを提出していただき、クライエントとしてリアルなカウンセリングが受けられる状態かどうかの確認をさせていただきます。
クライエントの方は実際のカウンセリングを受けることになるので個人情報等を他の受講生に知られてしまうことを予めご了承の上、お申込みください。
*ワークショップ陪席参加の方には、クライエントの個人情報への守秘義務の誓約書を提出していただきます。

 

 講座情報

WORK SHOP「鈴木先生のカウンセリング体験講座」

日程:
2024年12月11日(水)19:00~21:30   ※満席

受講料:5,500円(税込)
会場: リカレント新宿
定員: 8名
講師: 鈴木改士先生(公認心理師・PSW・社会福祉士)

※eMC資格更新ポイント:4pt付与
※最小催行人数:クライエント1名を含む合計5名


お申し込みはこちら >

講師紹介

鈴木改士先生 Kaishi Suzuki
公認心理師/医療や産業保健分野でのカウンセリグに長年従事している。

 

2.「「自身のトラウマに気づき・理解し・対応して断ち切る!
トラウマインフォームドケア(TIC)が教えてくれること」 」

 日程

<ZOOMオンライン開催>
2024年12月14日(土)10:00~15:50

■講座の背景と内容

「トラウマ」は日常会話でも何気なく使っている言葉だと思いますが、「トラウマ」にはいくつかの意味があります。

狭義での「トラウマ」は、実際に危うく死にそうになったり、重傷を負ったり、性的暴力を受けたりする出来事のことを指します。
たとえば、災害や暴力被害、身体的·性的虐待を受けること、それらを直接目撃することなどです。DSMによるPTSDの診断には、この狭い意味での「トラウマ」を体験していることが前提になります。

一方、広義での「トラウマ」は、本人にとって身体的または感情的に有害で、長期的な影響を与える体験を含みます。

たとえば、子どもの頃の両親の離婚やDV、家族の重い病気や自殺、貧困、学校や職場でのいじめやハラスメント、心が壊れるほどの絶望や喪失体験、黒歴史になった大失敗体験…なども広い意味での「トラウマ」に含まれます。
本研修では、この広い意味での「トラウマ」を「こころのケガ体験」と呼んでいます。

様々な問題をトラウマという視点から捉えなおし、トラウマについて気付き、理解し、対応し、再トラウマ化を防ぐという態度や姿勢、枠組みのことを「トラウマインフォームドケア(TIC)」といいます。

日本では、国民の約60%が生涯にI回以上、狭義での「トラウマ」を経験していることが報告されています。広義での「こころのケガ体験」となれば、ケガの重さはまちまちながら、きっと誰もが体験してきたことでしょう。

だからこそ、一度しっかりと、自身へのセルフケアとして、そしてもちろん心理的援助者として、このTICを学んでみませんか?

過去に少しでもこころを傷めた経験のある人は、今も何かしらトラウマの影響を受けていることに気づき、トラウマを理解し、適切なケアを行うことで、傷つき何かに囚われて苦しくなっていた自分を断ち切ることのキッカケになることを願います。

自身にトラウマティックな体験がある人は、ぜひこの機会に、自身のこころの深いところに興味を持って学んでみてください。

そして、支援者として学びたい人は、支援の実践をイメージしながらTICという概念や理論を確認し、トラウマを抱える方の相談対応にとって大切な視点や姿勢、スキルを身につけましょう。

【学習内容】
Program1(2.5時間)
・トラウマティックストレス
・トラウマメガネがないとなぜ困るのか
・トラウマ反応~3F~
・トラウマの中長期的影響
・PTSD
・複雑性PTSD

Program2(2.5時間)
・トラウマインフォームドな見方
・ACE(逆境的小児期体験)と健康リスク
・TICの視点で変わる見立て
・TIC4つのR
・支援者のトラウマ
・安心安全な関わり

■【こんな方におススメ】

・心理相談を行っているカウンセラー全員
・身の回りでトラウマティックな体験をした方の力になりたいと思った経験のある方や、カウンセリングでトラウマのケースを扱っている方
・トラウマについて専門知識をつけたい方
・自身にトラウマティックな体験を持つ方・こころに重くのしかかってきたことがある方、何かにずっと囚われて、こころがザワザワ落ち着かずにきた方など

※もしも、ご自身のトラウマ体験が再燃されてしまいそうだ…と、ご心配な方は事前に医師にご相談いただくことをお勧めします。

■【この学びでこんなことができるようになる】

トラウマ体験があるからといってすべての人がPTSDを発症するわけではなく、トラウマに特化したケアが必要になるわけではありません。しかし、精神疾患の診断がつかなくても、トラウマの影響は私たちの感情や行動や身体的反応のパターンとして残っていることが珍しくありません。

・カウンセリングが中断する、問題にいつまでも固執し解決にすすもうとしないCLに苦慮するケース、職場で周囲と馴染めない、業務パフォーマンスが向上せず不適応状態になっているケースなど、困難事例の背景にあるトラウマ要因などが理解でき、対応策が得られます。

・トラウマインフォームドケア(TIC)は、トラウマ体験を聞き出だそうとするものではなく、トラウマ体験があるとわかっている人にだけ特別なケアを提供しようとするものでもありません。すべての人にトラウマ体験の影響があるかもしれないということを念頭に置いてケアを行おうとする考え方です。つかみにくくて、語られにくい、でもとても多くの人が経験しているものだから、みんながトラウマ体験を持っていることを前提にして考えてみよう、ということです。

・自身にトラウマティックな体験を持つ方・こころに重くのしかかってきたことがある方、何かにずっと囚われて、こころがザワザワ落ち着かずにきた方は、トラウマが自身のこころにどう作用していたのかが、きっと紐解けることでしょう。

TICの学びは、自分自身に向き合い、新たな気づきや自己成長につながる、また、自身のこころを癒すことにも、きっとなるでしょう。

また、支援者としては、トラウマに配慮したカウンセリング姿勢を身につけて、支援者自身も心理的安全を確保しながら支援の幅を広げることを目標にしましょう。

「自身のトラウマに気づき・理解し・対応して断ち切る!
トラウマインフォームドケア(TIC)が教えてくれること」
<ZOOMオンライン開催> 

日程:2024年12月14日(土)10:00~15:50(5H)※予約受付中!

受講料: 12,000円(税込)
形式: ZOOMオンラインスタイル
定員: 約30名
講師: 笠置佳央先生(公認心理師・精神保健福祉士)
※eMC資格更新ポイント: 10pt付与
※最低催行人数5名

 

講師紹介

笠置佳央 先生 Yoshiteru Kasagi
公認心理師/精神保健福祉士
上司がうつ病で倒れる経験からメンタルヘルスに関心をもち、人事職の傍ら社内EAPとして従業員のメンタルヘルス向上に寄与。EAPの有用性を感じ人事職の経験を活かした対人・組織支援をするために独立し「カウンセリングあすいき」を開業。産業領域のみならず、大学相談室や被災地支援・惨事ストレスケアにも活動中。

 

3.「おもてなし必須の語彙アップ・
表現ブラッシュ・和力レベルアップ講座」
~つくろう!ふやそう!ためよう!ランゲージバンク~

 日程

<ZOOMオンライン開催>
2025年2月11日(火・祝)
10:00~16:00(5H)

 講座の背景と内容

対人援助職では、差し迫った状況のなか来られる方、追い詰められた状況で来られる方、窮地な状態、困難な状態で来談される方が少なくありません。そういったときほど、カウンセラーは冷静になってクライエントのお話を聴く、冷静になって話をすることが大切です。

冷静さを保ちながら、クライエントの苦しい状況や辛い気持ちを一緒に抱える。クライエントが安心して、抱えきれない感情を思いのままに吐露できるようにしてあげるためには、カウンセラーがクライエントをあたかも大切な客人としてもてなすような、言葉の「おもてなし」が効果を発揮します。

ダイレクトにクライエントの胸の内について理解の確かめをするだけではなく、難しい専門的な言葉で共感的理解をするだけでもない。おもてなしのこころが溢れる言葉の選び方と表し方を知り、そのような言葉作りを一緒に勉強しませんか。

言葉・語彙のバリエーションを増やすだけではなく、一つひとつの言葉に付加価値を乗せられる、可能性を広げられる。そんな「言葉職人」を目指しましょう!

【ねらいと目標】
カウンセラーとして豊かな語彙力・表現力をつけます。それによって専門職としてのパフォーマンス力の向上とスキル強化を目指します。

【カウンセリングへの期待したい効果】
話しやすい雰囲気をつくり、クライエントの感情の解放を促進する。それによって心地よい対話が実現する。そのなかでクライエントが活路を見い出せるようになること。

「おもてなし必須の語彙アップ・
表現ブラッシュ・和力レベルアップ講座」

日程:2025年2月11日(火・祝)(5H・お昼休憩あり)
10:00~16:00
 ※予約受付スタート!

形式:ZOOMオンライン開催
定員:約20名
最少催行人数:4名
受講料:12,000円

※eMC資格更新ポイント:10pt付与

 

講師紹介

【講師Profile】 野間貴大 先生 Takahiro Noma
神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント/精神科・メンタルクリニックでリワーク(復職支援)の運営責任者を担っている。ストレスマネジメントやSSTのスペシャリスト。また、コミュニケーションに苦手意識をもつ人向けのコーチングや、婚活セミナーなど心理学を活かした講義などを幅広く行い人気を博している。クライエントの感情に焦点化した情感豊かな支援が信条。

 

 

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